高速道路で自動車保険のロードサービスは使えるの?
自動車保険のCMで「安心のロードサービス」というセリフをよく耳にしますよね。
そもそもロードサービスってどんなものなのでしょうか?
ロードサービスとは、タイヤがパンクしてしまった場合やガス欠になってしまった時などの車のトラブルを無償(なかには有償のサービスもあり)で行ってくれるというものです。
では、例えばあなたがタイヤのパンクという車のトラブルに遭った場合、どこに連絡しますか?JAFが思い浮かんだという方も多いのではないでしょうか。
JAFと自動車保険のロードサービスの違い
では、JAFと自動車保険のロードサービスってどう違うのでしょうか?
また、それを使うことで保険の等級が下がったり、保険料が上がるなどという事はあるのでしょうか?
まず、ロードサービスを利用しても保険の等級に影響したり、次年度からの保険料が上がるという事はありません。 保険金の支払いがされるような事故等の場合しか等級や保険料に影響はありません。
JAFと自動車保険のロードサービスがどう違うのかというと、まずJAFはJAF会員に対してのサービスとなるので、会員の方が運転または同乗していた車のトラブルであれば対応してくれます。
自分の車だけでなく、友人の車に乗っていてトラブルが起きた場合や、レンタカーを借りていた場合などどんなケースでも対応してくれます。
これに対し、自動車保険のロードサービスは保険契約をしている車のトラブルの場合に対応してくれるものです。契約車両を運転しているのが誰かという事に関係なくロードサービスを利用できます。
故障などで自走できなくなってしまった場合に搬送してもらう事になるのですが、JAFの場合は15Kmまでは無料ですが、それ以降は有料となります。
保険会社のロードサービスの場合には、保険会社によって無料で搬送してもらえる距離は変わってくるのですが、ほとんどの保険会社で30Km以上とされています。
このように見ていくと自動車保険のロードサービスってとても充実していて安心のサービスだというのがおわかりいただけたのではないでしょうか。
高速道路でロードサービスは使えるの?
それでは、高速道路上で車のトラブルに遭ってしまった場合には保険会社のロードサービスで対応できるのでしょうか?
高速道路上で車の故障などのトラブルになってしまった場合、昔はJAFしか対応できないという規制がありましたが、1997年以降その規制が緩和されJAF以外のロードサービス業者でも対応できるうになりましたので、自動車保険のロードサービスで高速道路上のトラブルに対応できるようになりました。
高速道路上でのトラブルという事はだいたいの場合、遠方に出かけている事が多いので無料搬送距離の長い自動車保険のロードサービスの方がJAFのサービスよりも助かりますね。
またこの自動車保険のロードサービスは、ほとんどのものが保険に自動でついてくるサービスであって、JAFのように会費を払って入会しているものではありません。(最近では自動付帯させていない保険もあるようです)
ただ、保険料を設定する際にこのサービスにかかる分をあらかじめ上乗せして設定しているでしょうから、ぜひ何か車のトラブルが起きた場合には保険会社のロードサービスを思い出して、賢く利用するようにしましょう。