自動車保険のロードサービスとJAFの比較と違い
現在の各社自動車保険には多少のサービスの差がありますが、「ロードサービス」が特約として付いています。ロードサービスにはガソリンの補給やパンク修理などを無料で行ってくれるサービスです。
しかし、この自動車保険のロードサービスがどんな補償をしてくれているのか、分からないと言う契約者が多いのも実情です。
そのため、トラブルに遭遇した場合にロードサービスを使わずにJAFに連絡する方がほとんどです。JAFの年間出動件数は230万回ともいわれています。
JAFと比較して自動車保険のロードサービスとは何が違うのでしょうか?
自動車保険のロードサービスはどこまで使えるの?
出先で車のトラブルに見舞われた時に、JAFに連絡するかたが大勢います。その連絡する方はほとんどの方は自動車保険に加入しています。
ではなぜJAFに連絡してしまうのでしょうか?その要因に挙げられているのが下記になります。
①ロードサービスを使用すると等級が下がる
②ロードサービスの補償内容が分からない
の2点です。契約者の勘違いと補償内容を理解していない事になります。
JAFの出動内容は「バッテリーが上がった」「パンク交換・修理」「キーの閉じ込み」「脱輪」等がほとんどです。そしてこの内容はJAFを使わなくても自動車保険のロードサービスが対応できるものとなっています。
JAFとロードサービスの料金比較での違いはあるのか?
JAFは入会金と年会費で6000円が初年度にかかります。毎年4000円の会費を徴収されます。
しかしロードサービスは自動車保険の特約になっているので、実際使用する際は会費等の費用は発生しません。
この段階でJAFと値段の違いが表れています。その他、JAFとロードサービスを比較すると下記の様になっています。
ロードサービス | JAF | |
---|---|---|
バッテリー上がり・パンク | 無料 | 無料 |
キー閉じ込み | 無料 | 無料 |
ガソリン補給 | 10Lまで無料 | 実費 |
レッカー移動 | 60キロ又は指定工場まで無料 | 15キロまで無料 |
この比較表を見ると分かるのですが、JAFとのはっきりとした違いがわかるのが「レッカー移動」です。一般的にレッカー移動費用は500円/キロ~と言うところがほとんどです。
ロードサービスとJAFのサービス内容はほとんどが重なっており、ロードサービスにお願いした方が実際の割安感が見えてきます。
基本的にはどちらも、車のプロが対応してくれるのですが、JAFのネームバリューの大きさがロードサービスを越えている実情になっています。この上記の表のJAFのサービス内容は会員価格になっています。
出先で車のトラブルに遭遇したら、とりあえず保険屋さんに連絡してみるのが良いでしょう。
まとめ
自動車保険のロードサービスとJAFとを比較して違いを見てきました。
ロードサービスを使用すると等級が下がると言う勘違い
ロードサービスの補償内容の理解不足
JAFとロードサービスの補償内容にほとんど違いがない
結果的にはJAFに有料会員登録しなくても、自動車保険のロードサービスでほとんどのトラブルに対応が効くと言う事です。車のトラブル解消イコールJAFと言う認識を改める必要があるのではないでしょうか。