郵便局の自動車保険の評判とメリット・デメリット
自動車に乗っている方のほとんどは、保険会社の自動車保険に加入していると思います。保険会社の数以上に保険内容が異なる自動車保険があります。では、このような自動車保険を郵便局で加入することができたら、あなたならどうしますか?
日本全国にある郵便局が自動車保険を扱うと日本で最大の保険取り扱い店になります。では、郵便局が取り扱う自動車保険と言うものはどういうものなのでしょうか?
郵便局で自動車保険の加入が出来る
今現在、日本各地の郵便局で自動車保険の加入をすることができる事を知っていますか?
驚く方もいるとは思いますが、すでに郵便局では自動車保険を取り扱っているのです。日本郵便が損害保険会社も始めたかのように思われてしまいますが、それは違います。
郵便局で取り扱っている自動車保険は日本郵便が補償している保険ではなく、日本郵便が複数の損害保険会社と代理店契約を結んでいるのです。保険内容を補償しているのは、郵便局ではなく、損害保険会社と言う事になります。
郵便局と提携している保険会社は?
郵便局が提携している損害保険会社は下記になります。
- 東京海上日動火災保険株式会社
- あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
- 損害保険ジャパン日本興亜株式会社
- 富士火災海上保険株式会社
- 三井住友海上火災保険株式会社
日本でも大手の損害保険会社と提携しています。ここで勘違いしてならないのが、この提携している保険会社のどれかと契約するわけではありません。
郵便局で取り扱っている自動車保険は、この5社が合同して自動車保険を郵便局を窓口として販売している事になります。5社の代表として東京海上日動火災保険株式会社と契約する事になります。自動車保険の補償は5社で分散しています。
郵便局で自動車保険に加入するメリット・デメリットは?
メリット
郵便局で自動車保険に加入する最大のメリットは全国展開している郵便局のネットワークです。加入した後で、引っ越しや転勤などで別の地域に行っても、転居先の郵便局で保険の相談や保険内容の変更・住所変更手続きが簡単に出来る点です。
また、貯金や他のサービスと合わせて窓口が1本化できるのも魅力の一つです。公共料金の引き落としは郵便貯金で自動車保険は銀行引き落としなどとなっていたものが、自動車保険を取り扱う事によって税金や公共料金・自動車保険などの支払いを1本化する事ができる事になります。
自動車事故などで保険のやり取りは、損害保険会社が直接やり取りしてもらえるので心配はいりません。
デメリット
郵便局で自動車保険に加入したからと言って、補償内容が充実したり、保険料が安くなったりする事はありません。郵便局の担当者が保険相談にのってくれるだけであって、郵便局のサービスやオプションはありません。
保険料を安くしたいのなら、郵便局で加入せずに、インターネットによるダイレクト保険が良いです。代理店型保険でも、さまざまな損害保険会社があるので比較してみてから加入する方が良いでしょう。
まとめ
- 大手5社による合同保険で郵便局は代理店
- 全国各地に転居した場合でも同じ内容で同じサービスが受けられる。
- 支払い窓口が1本化できる。
- 郵便局のサービスやオプションは付かない。
決して郵便局の自動車保険が良くないと言っているわけではありません。今までの選択肢の他に郵便局が入った事で選択肢の幅が増えたと思った方がよいでしょう。
全国展開している郵便局ですので、このネットワークを生かした独自の自動車保険が販売されるようになった場合は、大手損害保険会社に匹敵する損害保険会社にもなりえると言う事です。