交通事故の示談で解決できない時の民事調停と民事訴訟の流れ
2016/02/17
交通事故の示談では解決が難しい場合は、裁判所での「民事調停」と「民事訴訟」で解決を図ります。
お互いの主張が平行線のままだったり示談ができない状況での最終手段と思って良いでしょう。
民事調停による解決
民事調停とは裁判所の調停委員が被害者と加害者の間に立って解決を図る手続きになります。
調停委員は被害者や加害者から意見を聞き公正中立な立場から調停案を提案します。
被害者と加害者がその調停案で合意すると、調停調書が作成されて紛争が解決します。
民事訴訟よりも費用が安く手続きも簡単なのが特長です。
いきなり民事訴訟による裁判をするのではなく、まずは民事調停による解決を試すと良いでしょう。
民事訴訟による解決
民事訴訟とは裁判により民事紛争を解決する手段です。
被害者と加害者が弁護士を代理人として、それぞれ法廷でお互いの意見の主張して裁判官が判決を下します。
判決には強制力が働くので、判決内容に従わない場合は強制執行の手続きをする事ができます。
しかし、一般的には判決を待たずに和解(示談)で解決する場合はほとんどとなっています。